体の不調は〝わたし〟からの声
- akane nagase
- 2022年7月7日
- 読了時間: 5分
更新日:2023年6月1日

ピアノだって、絵だって、書道だって、
体育だって、勉強だって、
とりあえずなんでも8割型できた。
ーあかねはなんでも出来てすごいね!ー
当時はこう言われるのが嬉しかった。
なんでも出来る人になりたくて、
なんでも頑張った。
やがてこれがわたしの悩みの種になった。
なぜなら、上には上がいる。
なんでも出来るようにみえるけど、
わたしはどの分野でも1番にはなれなかった。
これは、わたし行動の源になる思想に
致命的な問題があるからだった。
母は長女であるわたしに
とりわけ大きな期待を抱いていたから、
マナーや常識、幅広い教養を身につけさせようと
必死に教育してくれた。

わたしが悪い成績を取ると、
母は大きな声で怒って私を突き放した。
テストで98点をとった時だって、
怒られはしないものの
『なんで100点取れないの?』
なぜミスをしたのかと問い詰められたりした。
〝母に怒られたくない〟
それが、いつしか私の原動力になっていた。
母を怒らせないためには、どの分野でも
平均より上にいなくてはいけなかった。
だから負けず嫌いな性格になった。
なんでも出来るタイプの人や
才能溢れる芸術家タイプの友達には
ものすごい嫌悪感を抱いていた。
社会人になってもそれは続いた。
そのおかげで、
大手エステサロンでは1年目で
技術トレーナーにもなれた。
2年目には副責任者、
3年目には責任者になっていた。
給料もたくさんもらっていたし、
皆んなに認められていたと思う。
だけど。
わたしはわたしを認められなかった。
わたしの心はいつも満たされなかった。
『このなんにも出来ない感はなんなの?』
そんな私が20代の後半の時、
母はがんで亡くなった。
わたしの原動力がガラガラガラっーと
崩壊した瞬間だった。
〝わたしとして生きていく時が来た〟
ついに、ついに、
来てしまった。
えも言われぬ開放感や心地よさを感じつつ、
同時に訪れる大きな悲しみと不安。
母を亡くし、
生まれ変わりを余儀なくされた
わたしのカラダはパニックに陥っていた。
わたしの意志って?
好きとは?嫌いとは?
心地よいってなに?
それまであった判断基準は
全て自分のものでは無かったのだ。
30そこそこになって
初めて自我をもったわたしは、
心体をうまくコントロールできなくなった。
自分で自分を動かすってなんて難しいの。。。
人と話せば赤面症、
寒暖差であちこちに痺れや痛みが出たり、
時には寒さで顔面がブヨブヨに腫れあがった
こともあった。
あれはきっと、
新しいわたしとって何が必要で何が不要なのか
自分なりの基準を作っていく時期だったのだろう
と今は思う。
強い不安による引き戻しが
たくさんたくさん、押し寄せた。
変わりたい!
〝わたし〟が一生懸命声をあげていた。
今しかない!!
変わらなきゃ!!!
あぁ、仕方ない。
〝わたし〟がそう言うんだから。
その日からは、
〝わたし〟の声を尊重することにした。
感じたことを素直に人に伝えられる人になろう!
まずは重たいな、と思っていた
我慢の感情を捨ててみた。
マナーや常識を重んじる教育を受けてきた私が、
当時のパートナーと離婚することを決断したのが
その頃だった。
ただの離婚じゃない。 (←ただの離婚なんてないですけど)
古いわたしとの決別。
相当な覚悟だったが、
わたしが思っていた以上に
ココロが軽くなった。
なんだ、わたしやれば出来るじゃん!
10年一緒にいた家を出て一人暮らし、
新しい生活にワクワクした。
言いたいことを素直に表現するようにし出した途端
人間関係は変わっていった。
苦手な人は去って行った。
そして新しい出逢いもたくさんあった。
(赤面が止まらなかったのは困ったけど 笑)
自分を表現することの気持ちよさを
体感することができ、
今までわたしに愛情を注ぎ大切に育ててくれた
母にも心から感謝をすることが
出来るようになった。
・
・
・
自分と向き合うことは時にすごく苦しい。
とくにちょっとエネルギー切れで
疲れた時なんかは、
つい〝わたし〟の声を無視してしまう。
そうすると、こっちに戻ってきたら?
と古いわたしがフッと顔を出すことがある。
そう言う時は決まってカラダに
サインがでてくるのだ。
甲状腺炎、ぎっくり腰、歯痛、首凝り、
皮膚炎、便秘、、、
きっとあなたもこういった不調に
悩まされたことがあるのではないだろうか?
痛みや不調とは…
葛藤や我慢から生まれた怒りや悲しみなど、
体の外に表現することが出来なかった
エネルギーの塊。
つまり〝わたし〟の声にフタをして
聞こえないふりをしてしまったモノ。
だから自分の行いを責めたり
生活の反省点や改善点を探すよりも先に、
いじけちゃった〝わたし〟の話を
ちゃんと聴いてあげることが最優先になる。
なーんだ、そうだったのね!
〝わたし〟の声が届いたとたん、
体がストンと楽になって
炎症も治まってくるのだから
人間の心体はおもしろい。
そんな風に葛藤を抱え
揺れ動きながら前に進むこと
グルグル
ジタバタ
ゆらゆら
ふわっ
すすーっ
うん、これが生きてるってことなんだ。
今ちょうど、
理想の自分と現実の自分に
葛藤する場面があったので
〝わたし〟と向き合うためにこれを書き出した。
Q. どうしてわたしはセラピストなのか?
…よく、あかねさんは安定してるよね!
と言われるけど、
何かもっと違うわたしになりたくなったり、
今のわたしではダメなのではないかと思ったり、
そんなこと日常茶飯事 笑
Q. どうしてわたしはセラピストなのか?
その問いの今の答えは、
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〝誰か〟ではなく〝わたし〟として生きる
その喜びと気持ちよさを伝えたい
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これです(*´-`)
あーやっと息を吐けた!
苦しかったけど、
めっちゃ揺れて良かった✨

揺れ始めたらいっそのこと
思い切って身を任せた方が、
自然とブランコのように
心地よい揺れになる気がする♪
それが過去のわたしとも
一緒に生きる方法なのではないか。
・
・
・
長文読んでくださって
ありがとうございます😊
毎日が葛藤!
人間は揺れ動くから面白いね🌈✨
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